罪人の序列を離れて(ルカ福音書23章34節) ( 3.30/2010 )
そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(ルカによる福音書23章34節)

昨日、JR武蔵野線の電車の中で目が合ったという理由で12歳の男性が足を蹴られ、頭を平手でたたかれたという事件が起こったと報道されています。おそらく、何かの理由で加害者の男性は心が傷つきそのような行動を起こしたのだと思います。赦されていいことか赦されてはならないことか、その基準はどこに置けばよいのでしょうか。

イエス様に従っていった弟子たちは何度か(自分たちの中で誰が偉いのか)ともめごとをおこします(9章、22章参照)。そこでイエス様はあなたがたの中で一番小さい人、そして仕える人が偉いのだと教えてくださいました。ところが現代も(偉く見られたい)という思いは始末が悪く多くの家庭や社会の中で人々のこころを支配しています。

イエス様はご自分が神であることを数々の奇跡を通して、また自らの証言によって語られました。けれども人々は目の前にいるイエス様を信じませんでした。やはり、自分より偉い存在を受け入れることができなかったのです。小さい人仕える人になれないのです。これが自分では癒せない私たちの病です。

けれどもイエス様は人々の神への反逆の結果である十字架をその身に負い、そして祈られたのです。それは「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです。」と。まだ何をしているのかわからないで行動している偉そうな人も(ゆるされていいのだよ)とイエス様が教えてくださっています。

わたくしたちも今までは偉そうに振る舞ってきたかもしれませんが、イエス様の祈りを聞き悔い改めて罪人の序列を離れましょう。困難を覚えるときにはイエス様の祈りを聞きましょう。ゆるされる理由は、ただイエス様の祈りと流されたイエス様の血の中にあります。神は私たちを知ってくださっています。(黙示録7;14)

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