『神の平安』(ピリピ人への手紙4章4〜7節) ( 1.16/2012 )
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」(ピリピ人への手紙4章4〜7節)

新しい年を迎えて、何か決心をされたでしょうか。昨年来の大きな変化により、例年とは異なった覚悟をされた方も多いかもしれません。けれども現実には、日常の様々な出来事によりストレスを感じ、すでに相当な疲れを覚えておられる方もあるのではないでしょうか。パウロは、獄に入れられていた時、自分の思い通りに生きる自由はありませんでした。けれども神を信じ、すべてをゆだねることによって与えられる心の自由と、それによって与えられる喜びを経験していました。わたしたちは、獄には入っていないかも知れませんが、いろいろな責任と義務に縛られています。もしその重荷を、必要以上に背負い込んでしまっているなら、一度立ち止まり、主にあって限りある命を生かされていることを思い出し、神を感謝し喜ぶことがたいせつです。なぜならば、神はわたしたちの近くにおられ、わたしたちの願いに応えてくださるからです。この恵みを忘れないで、神を信じる信仰によって思い煩いを捨て、寛容な心を主にいただこうではありませんか。(説教 船田肖二牧師)

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