死に勝利する時(Tコリント15章50〜58節) ( 6.6/2010 )
「しかしそれは、わたし自身ではなく、わたしと共にあった神の恵みである。」コリント人への第一の手紙15章10節

罪に支配されない世界が来たらどんなに幸いだろうかと思います。どれだけ多くの人々が日々を楽しく暮らせるようになるだろうと思います。聖書は罪を罪として認識させるのが律法であり、キリストへの導き手であると証ししています(ローマ5章20〜21節、7章参照)。確かに聖書を読まない間には罪を罪として知ることは難しいかもしれません。けれども因果応報という四字熟語がありますように内なる良心は神の御前に帰ることを希求しています。

罪に対する勝利には、肉体の死に対する勝利と精神的な死に対する勝利があります。
第一に、肉体の死に対する勝利は、朽ちるものが朽ちないものを着る時に成就します(Tコリント15章26節、50〜55節)。

第二に、精神的な罪(=死)に対する勝利は主イエス・キリストの復活によってもたらされています(Tコリント15章56〜57節)。イエス様は多くの人々に復活されたお姿を現されました。しかし、そのお姿は一様ではありませんでした。それは復活されたイエス様にお会いした人々の証言と35節以降のパウロの説教からそのことが推察されます。

わたくしたちがお出会いするイエス様は遠い存在ではなく、日々近くにご自身を現してくださるイエス様です。それは聖霊によって現されています。霊的な存在のイエス様が私たちの罪の現実の真っ只中に「もう罪は犯さなくてよいのだよ」とご自身を現してくださるのです。このとき初めて精神的な罪(=死)に勝利できるのです。

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