『この人による以外に救いはない』(使徒行伝4章5〜12節) ( 6.21/2010 ) |
「この人による以外に救いはない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、 天下のだれにも与えられていないからである。」使徒行伝4章5〜12節 イエス・キリストが天に帰られた後、一つの場所に集まって祈り、約束を待ち望んでいた弟子たちに聖霊が下りました。自由と喜びに満たされた弟子たちは、彼らの日常に共にいて下さる生けるキリストを、喜びを持って証ししました。人々は、弟子達の語る言葉と、その手によって行われた神の御業を通して、十字架にかかって死んだナザレ人イエス・キリストが、確かに生きておられることを信じたのです。 これは、主の弟子たちに力があったのではなく、共に働かれた生ける神の力によったのです。神は イエス・キリストを通して約束された聖霊によって、弟子達をすべての束縛から解放し自由にしました。この自由は、神が全ての権威を持ち、全てを支配しておられる事を信じる信仰によって与えられるものです。わたしたちは、知らない間にキリストの十字架による救いを忘れ、この世の身近なものに望みを置き、時に人を攻めたり、自分に絶望したりします。また、疲れきって、不安といらだちの中に沈んでしまうこともあるのです。すなわち、知らない間に、共にいてくださるイエス・キリストを忘れ、目に見えるものによって歩んでしまうのです。 わたしたちの救いは、わたしたちを愛し、十字架に死んでよみがえってくださり、今もともに働いてくださるナザレ人イエス・キリスト以外にはありません。キリストと共に歩ませていただきましょう。 (説教者 主管牧師 船田肖二) |
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