「差別のない社会を目指して」(ルカ12章30節) ( 1.2/2013 )
「あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要であることを、ご存じである。」ルカ12章30節

アメリカで銃の乱射事件が起こったとき、メディアは人々の心にある恐怖心が原因であると報道していました。そして同時に恐怖心を植え付け、市場を活性化しようと働きかけた社会があったことを否定できません。そしてその背後に存在するのは、律法のように自らの力で何でも切り開けると信じる信仰でしょうし、皆同じことができるはずであり、それが平等だと信じる信仰でしょう。

しかし主イエスが教えた価値観は、父なる神を信じる価値観でした。父なる神は私たちに必要なものを知っていてくださるお方として紹介されています。おそらく、この段落の背後にあるのは創造神に対する信仰です。「鳥」「野の花」に違いがあっても神に養われています。同様に人間もみな違う存在として造られていますが、同じ唯一の父なる神に養われています。

ただただ、常に創造者である神の前で互いに謙虚に立たせていただき、互いを受け入れあい、助け合い、尊敬しあい、私達をお創りになった神を讃えて生活できたら幸いではないでしょうか。

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