『信仰によって歩む』(ヘブル10章32節〜11章3節) ( 7.12/2010 )
「『・・・わが義人は、信仰によって生きる。もし信仰を捨てるなら、わたしのたましいはこれを喜ばない』。しかしわたしたちは、信仰を捨てて滅びる者ではなく、信仰に立って、いのちを得る者である。」ヘブル人への手紙10章32〜39節

 イエス・キリストの昇天後、約束の聖霊が弟子たちに下り、主の救いが多くの人々に届いていきました。時には大きな犠牲が伴いましたが、主の用意してくださった恵みは、その痛みをもはるかに超えた大きな恵みだったのです。わたしたちもいろいろなことを聞いて学ぶだけでなく、実際に体験して学びます。神はわたしたちに、この世のいろいろな経験を通して、わたしたちがこの世を治めるのではなく、目には見えなくても神がこの世界を治めておられることを教えてくださるのです。わたしたちが学ぶときに大切なのは約束を信じることであり、待ち望むために働かせなければならないのは忍耐です。わたしたちはどんな苦しみの中にあっても、信じることができれば耐え忍ぶことができます。けれどもあまりに多くの犠牲を払ったり、疲れきってしまうと、不安や恐れ、さらには疑いが生じてきて心の中に戦いが起こります。そして時に不安や恐れに負けてしまうのです。神はいろいろな人を用いてこられましたが、みんなそれぞれに自分の限界を知り、自分の知恵や力ではなく神を仰いだ時、その信仰によって輝きました。神は神を畏れる人を愛してくださり、信仰を働かせることによってわたしたちを豊かな命にあふれさせてくださるのです。わたしたちも信仰に堅く立って輝こうではありませんか。(説教者 船田肖二牧師)


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