「神への信頼」(ヘブライ人への手紙2章13節) ( 6.15/2014 )
「わたしは神に信頼します。」(13節)

聖書は『人を聖なる者となさる方も、聖なる者とされる人たちも、すべて同じ源から出ているのです。それで、イエスは彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないで、・・「わたしは神に信頼します」』(2章11節、12節)と言っています。イエス・キリストもわたくしたちも同じ神から出ているのだから信頼できると言っています。何について神に信頼するのでしょうか。

1.死からの解放 

「死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。」(ヘブライ人への手紙2章15節)あるヨーロッパから来られた宣教師の先生は、幼い頃ご家族からの愛を失い、様々な社会にもまれて苦しみました。しかし、ある時、アルメニア人の軍人さんから食べ物を分けてもらった時、彼はその軍人さんの姿を見て、人を作り変える力のある神を信じ始め、やがて宣教師になりました。誰でも自分を変えることは死を連想させるほど怖いことなのではないでしょうか。しかし、生きて働かれているイエスを見たとき、身近な方が救われました。

2.イエスのいのち 

「神の恵みによってすべての人のために死んでくださったのです。」(9節)。人にはそれぞれ自分には支払えない重荷があるのではないでしょうか。聖書は、それをわたくしたちの造り主である神が代わりに支払ってくださったと教えています。それが主イエスの十字架でした(コロサイ2章14節)。前述のアルメニア人の軍人さんも、その軍人さんからパンをもらった宣教師も主イエスの愛を知り、主イエスを心に迎えました。主イエスの手足として、彼のように生活してみませんか。神が遣わしてくださった主イエスを心に迎え、彼の思いを行ってみませんか。
自己中心を見ての恐れてしまうときにも主イエスの十字架を見て救われましょう。

3.聖なる生活

イエスは遠いお方ではなく、同じ神から出たお方、聖なる者とするために来てくださったお方です。聖なる者とするのは神の御業です(へブル2章11節、12節)。
汚れに悩むときにも、今も働いておられるイエスのいのちを捜しましょう。光は輝いています(ヨハネ8章12節)。聖とされるのは、神の御心です。神はそのようにご計画くださっています。主イエスのいのちは希望です。彼のいのちを見つけつつ生きていきましょう。

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