「心に愛を」(ヨハネ14章25節〜15章12節) ( 8.10/2014 )
「わたしは、あなたがたに平安を残します。」(14章27節、新改訳)

先週はそのままの姿で幸せになった放蕩息子のたとえ話を学びました。そこに証しされていたのは神の愛と神の栄光でした。本日は、この神の愛が拡がることを学びましょう。

1.弱い心

神は主イエスを人間として地上にお送りくださり、人間の弱さを見、体験してくださり、同時に私共の弱さを知ってくださいました。
アレクサンドリアにクレメンスという神学者がいました。彼は「神は私共の弱さを知り、知っただけでなく、ご自身の力に応じて我々を測り直される」と言っています。そして、「ご自分をいけにえとして、贖いの為に差し出されようとするとき、私たちに新しい契約を残された」と言っています。それが、ヨハネ14章27節です。

2.新しい契約

私たちは、世の価値観に翻弄され、心を暗くされてしまう日々ではないでしょうか。しかし神は、御子イエスを通して私たちの心の地図にも新しい境界線を引いてくださいます。神の愛は御子に依り現され、「神は万物に匹敵する魂を提供してくださった」とクレメンスは説明しています。

3.愛の心は神から来る

彼はまた14章27節の「平安」を「愛」に読み替えて説明しています。心に「愛」を充填して歩み始めてみようではありませんか。今、苦しみがあっても恐れる必要はありません。なぜなら、十字架と思えるところに愛が満たされるからです。「彼はわたしをどうすることもできない」(14章30節、新共同訳)と約束されています。ですから、心に愛が生まれるたびに、(この愛は神から来ています)と、契約の履行者であられる神(主イエス)に栄光をお返し致しましょう(15章9節)。

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