「実現する言葉」(ヨハネ9章13節〜41節) ( 8.2/2015 )
「イエスは言われた。『わたしがこの世にきたのは、裁くためである。こうして、見えない者は見えるようになり、見える者は見えないようになる』(39節、新共同訳)

1.自分の罪を知ること
罪の現場で捕えられた方を裁こうと集まっている人々に対して主イエスが言われた言葉は、「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」(ヨハネ8章7節、新改訳)でした。すると、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、イエスがひとり残されました。このところで驚くべきところは、すべての人が罪を認めた点ではないでしょうか。

2.主イエスの力を体験すること
主イエスは自分の罪を認める人々に語ってくださいました。「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。』」(8章12節)。そして、彼は生まれつき病を負っている方に出会います。(9章)彼は主イエスに目の病を癒してもらうのですが、彼の主イエスについての証言は「神は、罪人の言うことはお聞きになりません。しかし、だれでも神を敬い、そのみこころを行うなら、神はその人の言うことを聞いてくださると、私たちは知っています。」(9章31節)でした。病を癒された方は、主イエスの言葉のゆえに自分の病が癒されたと、確信したのです。

3.聖書を読むこと
もし、主イエスの言葉ならば、神は聞いてくださるのではないでしょうか。主イエスの言葉を信じ、神によってわたくしたちの生活を整えていただこうではありませんか。わたくしたちの決心の故ではなく、主イエスの言葉だから、神は聞き入れてくださるのです。肉の目が見えるからと言って、自分を義としてみたり、隣人を裁いてみたり、主イエスの言葉を信じていないうちは罪が残るのです(9章41節)。しかし、そんな弱い存在かもしれませんが、神の御心を行えないことを認めましょう。主イエスは(ふたりの証人を求めよ)と教えています(8章18節、26節、29節)。主イエスと共に歩み始めたいものです。彼の言葉の力だけを信じて。

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