「キリストのもの」(1コリント3章1節〜23節) ( 8.30/2015 )
「そして、あなたがたはキリストのものであり、キリストは神のものです。」(23節、新改訳)

コリントの教会には分裂があり、わたくしたちの教会の歴史もこの問題ゆえに生れたものですのでこの問題は常に頭に置いておかなければなりません。結論は「キリストのものであり、キリストは神のもの」と締めくくってありますので、わたくしたちの心はキリストによって満たされるのです。

1.役割分担(1節〜9節)
指導者について、パウロもアポロも「主がおのおのに授けられたとおりのことをしたのです。」(5節)パウロは植え、アポロは水を注ぎました。「しかし、成長させたのは神です」と、パウロもアポロも神に用いられたしもべに過ぎないと教えています。

2.土台はキリスト(10節〜15節)
「すでに据えられている土台のほかに、ほかのものを据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです」(11節)教会の土台はキリストです。キリストを知り、キリストを目指しつつキリストの教会を建て上げてまいりましょう。

3.わたしたちは神の神殿(16節〜17節)
神殿はいきなり出来上がるのではなく、何十年もかけて建て上げるものです。これは、わたくしたちの生活を指しています。最高の材料で(12節)大切に建て上げましょう。この神殿には神の御霊が宿ってくださっていると証しされています。御霊に依って整えて頂きましょう。

4.神のもの(18節〜23節)
人は持っていないものを見て不安を感じるのではないでしょうか。「知者になるためには愚かになりなさい。なぜなら、この世の知恵は、神の御前では愚かだからです。」(18節)わたしたちを満たせるものは、わたしたちよりも上の存在だというのです。ゆえに、どんな心配も必要ないことを教えてくれています。わたくしたちを満たすお方はアポロでもケパでも世界でも、いのちでも、死でも、現在のものでも、死でもなく、キリストであり、キリストは神のものと証しされています。

わたくしたちの心を満たせるものは、世のものではなくキリストです。わたくしたちはキリストのものとされているからです。

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