愛と一致のために苦しみを(ピリピ人への手紙1章29節) ( 4.12/2010 )
あなたがたはキリストのために、ただ彼を信じるだけではなく、彼のために苦しむことをも賜っている。(ピリピ人への手紙1章29節)

ピリピの教会は使徒パウロが投獄されたことを聞いてますます勇敢に神の国の福音を伝えました。けれども、一方には党派心や虚栄からキリストを伝える人もいました。

虚栄や党派心がよいものでないことは、なんとなくわかりますが何が一番問題なのでしょうか。それは一致を乱していたのだと思うのです。

先日子どもたちが教会で遊んでいました。中堅の元気のいい男の子が「一番年上の子(強い子)に水をかけて遊ぼう」と言い出しました。(変なこと言ってるな〜)と思ったのですが、一番年上の男の子が自分の遊びを置いて、子どもたちの為に逃げ回っていました。

日本でもアメリカでもヒーローは弱くなく、負けない人であります。けれども神はまことの神は私たちのために十字架にかかり死んでよみがえってくださったイエス・キリストです。ゆえに神が私たちに勧めてくださるのは、強い人や目立つ人になることでなく苦しむ人、苦しんでいても愛することのできる人となることです。

今日のメッセージは、神は私たちに信じるだけでなく苦しむことをも賜っているというものです。ピリピの教会に苦しんでいる人々がいることをパウロは知っていました。苦しみつつ勇敢に神の国の福音を伝える人々がいることをパウロは喜んでいました。

みんなに理解される日は遠いでしょう。けれども神から与えられた苦しみを理解し合える場所が教会です。そして誰よりも主イエス様がその苦しみを省みてくださっていて支え励ましてくださいます。愛ゆえに重荷を負わせていただきましょう。苦しみや孤独の中で主イエス様とお会いしましょう。

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