「救い主の誕生」(ルカ2章1節〜20節) ( 12.22/2015 )
「きょうダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(11節)

時は皇帝アウグストの時代、アウグストが「人類の救い主」と呼ばれていた時代に、御使いは羊飼いたちのために救い主の誕生を告げました。弱い立場に立たされていた人々に救い主の誕生を告げました。

1.救いとは
皇帝アウグスト、総督クレニオ、そして福音書の受け取り手であるテオピロなど異邦人の権力者たちやユダヤの祭司長や律法学者たち、そして宿屋の主人が代表している富める者たちの存在を支えていた貧しい羊飼いたちのための救い主でした。それは、人々が追い求めていた救いではなく、天の軍勢と喜びを共にするそのような救い(13節)でした。

2.飼葉おけに寝かされた救い主
主イエスが救い主として見出された場所は飼葉おけの中でした。そして、それこそが主キリストの誕生のしるしでした(11節〜12節)。羊飼いたちが見出せる所に救い主はお生まれ下さいました。

3.羊飼いたちの証し
羊飼いたちは互いに話し合い(15節)、急いで行って捜し当て(16節)、幼子について告げられたことを知らせ、神をあがめ、賛美しながら帰っていきました(17節〜20節)。今日もこの教会にわたくしたちは導かれ聖書を開き救い主がお生まれになったことを聞きました。クリスマス礼拝では神を賛美しました。生活の場で、羊飼いたちが主キリストを見出したように神のみことばの真実であることを見せて頂きましょう。神はわたくしたちが立ち入ることのできる世界で、主イエスが救い主であることを証ししてくださるのです。
神は必ず罪に打ち勝ち賛美されます。既にすべての人の罪のために主イエスは十字架にかかり、死に、そしてよみがえって勝利しておられるからです。あとは、わたくしたちが主イエスを信じ、悔い改めて罪を捨て去り、神のみわざを賛美するだけです。ここに平和があります(14節)。わたくしたちが体験した主イエスを周りの方々にもお伝えしましょう。

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