「主イエスの御名」(使徒の働き4章29節〜35節) ( 1.19/2016 )
「使徒たちは、主イエスの復活を非常に力強くあかしし、大きな恵みがそのすべての者の上にあった。」(33節)

40歳余りの足の不自由な男が癒された事件をきっかけにして、ペテロとヨハネは裁判にかけられますが、彼らを裁いたサドカイ人たちは二人を脅すことしかできませんでした。それは、この奇跡によって多くの人が神を崇めていたからでした。そして、この4章では一人の男の癒しにとどまらず、主イエスの御名によって神に祈りをささげた多くの仲間たちの心の中にまで奇跡が起こり、その心が隣人に向かうようになったのです。

1.今も奇跡が起こるように祈ろう(30節)
30節に、弟子たちは「御手を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわさを行わせてください」と祈りました。奇跡をおこなわせてくださいと祈ってよいのです。ただ、聖なるしもべイエスの御名によって祈りさえすれば良いのです。

2.みことばを証ししよう(29節)
25節と26節は詩篇2篇1節〜2節が実現したのだと証言されています。すなわち、聖霊が下り聖霊に満たされるとき体験させられるのは聖書の言葉は実現するのだということです。しかし、彼らはそのことを恐れませんでしたし、わたくしたちも恐れる必要はありません。ヨハネ17章17節に主イエスは「真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です」と祈ってくださっています。わたくしたちは、みことばの通りに迫害されると思いますが、「みことばを大胆に語らせてください」(29節)と祈りましょう。

3.主イエスの復活を証ししよう
彼らが証ししたのは、変えられた自分自身ではありませんでした。彼らが証ししたのは主イエスの復活でした。よみがえられた主イエスがこのすべてのわざをなさっているのだと理解していたのです。主イエスは今も教会でお会いすることができるのです。また、皆様のご家庭でも、職場でも、たった一人で静まっているときにも主イエスはよみがえられていて、隣人を愛し、思いやることができるように変えてくださるのが主イエスなのです。「その持ち物を自分のものと言わず」(32節)。新しいみわざはすべて主イエスの栄光、彼の御業なのです。(エペソ4章22節〜24節)主イエスの復活を力強くあかしし、すべての人々と共に大きな恵みを受けましょう。救いは主の栄光です。

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