「聖霊のバプテスマ」(使徒の働き11章1節〜30節) ( 4.19/2016 )
「みなが心を堅く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。」(23節)

1.出所;神からの賜物
「聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らにもお下りになったのです。」(15節)聖霊は神がわたくしたちに下してくださる性質のものだと分かります。わたくしたちの側の難行苦行の結果ではありません。また17節には、「私たちが主イエスを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら」とありますので、ペテロの業ではなく神の業でした。

2.受け方;いのちに至る悔い改めと共にあるもの
「神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」聖霊のバプテスマは、いのちに至る悔い改めと共にあるものだと証言されています(18節)。ゆえに、「(主イエスを)十字架につけて殺した」(使徒の働き2章23節)ということを受け入れさせてくださるのも神です。悔改めもまた神から受けるものなのです。へりくだり祈りつつ、神をほめたたえ、みことばを学び、信徒の交わりをしつつ、悔改めて聖霊を待ち望みましょう。

3.中身;証されたのは主イエス
キプロス人とクレネ人の幾人かがアンテオケに来てからはギリシヤ人にも主イエスのことを宣べ伝えました。そして、主の御手が彼らと共にあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返りました(21節)。そして、その知らせを聞いて派遣されたバルナバが伝えたのは、「みなが心を堅く保って、常に主にとどまっているように」(23節)ということでした。
日本人に対して目に見えないけれども生きておられる主イエスを伝えることは勇気がいることでしょう。しかし、主イエス以外の方法で闇の力に勝つことは不可能なのです。

クラウデオの治世に飢饉が起こったとき、このギリシヤ人伝道をきっかけとして神が建てて下さったアンテオケ教会は、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに援助のものを送りました。
これは、今日わたくしたちの教会が直面している大きな問題です。すぐ近くの町で地震による大きな被害が出ているからです。わたくしたちも主イエスに出会えなければ、何もできなかったかもしれません。しかし、主イエスは見事に変えてしまうのです。あなたも、わたしも主イエスが変えて下さるのです。
主イエスにすがった後、どうするのかが、今、問われているのです。

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