「迫害者への言葉」(使徒の働き22章1節〜24節) ( 10.4/2016 )
「わたしは地に倒れ、『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』という声を聞きました。」(7節)

パウロ、ユダヤ名はサウロは復活された主イエス様を信じない人々を前にして、神の御前に誠実に自分の体験したことを証言しました。

1.以前は迫害者だった(1節〜9節)
彼は先祖の律法について厳格な教育を受けていました。そして神に対して熱心な者でした。そしてクリスチャンに対しては迫害者でした。ところが、迫害者の彼に主イエス様は語りかけたのです。『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』と。

2.目が見えなくなり手を引かれた(10節〜16節)
サウロは天からの光を受け目が見えなくなっていたのですが、神が遣わされたアナニヤによって見えるようにされました(13節)。そして彼が受けた導きは、「さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい。」(16節)でした。

3.あなたを異邦人に遣わすと言われた(21節)
「すると主は私に『行きなさい。わたしはあなたを遠く異邦人に遣わす』と言われました。」(21節)

なぜ、異邦人なのでしょうか。それはアブラハム契約のゆえかもしれません。しかし、サウロの場合は、「急いで、早くエルサレムを離れなさい…」と言われたのに、それでもサウロは彼の犯した過去の出来事のゆえに更に主イエス様に訴えます。「そこで私は答えました。『主よ。私がどの会堂ででも、あなたの信者を牢に入れたり、むち打ったりしていたことを、彼らはよく知っています。また、あなたの証人ステパノの血が流されたとき、私もその場にいて、それに賛成し、彼を殺した者たちの着物の番をしていたのです。』」(19節、20節)。その内容は、わたくしは迫害者だったのですという内容でした。これこそが彼の痛みでした。
そこで主は『行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦人に遣わす』(21節)と言われたのです。
主イエス様は私たちに語りかけ、方向転換させ、一番近くにいて悩みを聞き、道を示して下さるのです。主イエス様は心の中の自分ではなく、神として存在される愛の深いお方様なのです。ですから何でも祈ってよいのです。

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