「聖霊は十字架から」(使徒の働き2章38節) ( 6.6/2017 )
「そこでペテロは彼らに答えた。『悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。』」(38節)

先週は、心が貧しいにもかかわらず幸いだと言ってくださる主イエス様について学びました。幸いな理由は、主イエス様が天の御国になってくださるからでした。今週はもう少しだけ深く学びましょう。

1.身代わりの十字架
主イエス様は罪を放っておいてはいけないと言われました(マタイ5章29節)。しかし、主イエス様を人々は十字架につけてしまいます。私たちも同じことをしています。主イエス様を忘れているのです。
主イエス様は私たちの罪を解決するために、私たちの身代わりとなって十字架についてくださいました(2コリント5章21節)。主イエス様のゆえに、もう罪を保留し続けなくてよいのです。「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。」(1ペテロ2章24節)

2.悔い改めの道
身代わりとは、ありうるのでしょうか。すなわち罪を解決する道とは悔い改めの道です(使徒2章38節)。救い主としての主イエス様を拒んできた(信頼していなかった)人生を悔い改めて、救い主として主イエス様を心に迎え、そして洗礼を受けましょう。

3.聖霊の道
「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。」(ヨハネ3章8節)網では風は止められません。どんな罪の実も聖霊には落としてしまう力があります。では、どうやって罪の実は落とされるのでしょうか。『アナと雪の女王』という絵本にこのようなくだりがあります。「じぶんの みを なげだして エルサを すくおうと した しんじつのあいが、こおった からだを とかしたのです。」エルサ(私たち)の凍った心はアナ(主イエス様の十字架)によってとかされ、アナのからだも融けるのです。すなわち主イエス様との生きた交わりが始まるのです。「しかし、もし神が光の中におられるように、私たちも光の中を歩んでいるなら、私たちは互いに交わりを保ち、御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。」(1ヨハネ1章7節参照)私たちの力で赦し続けるのではありません。御子イエス様の血が私たちをきよめ続けるのです。

主イエス様は、これからも十字架であなたを赦し続けてくださいます。

(参考図書 斎藤妙子著『アナと雪の女王』講談社)

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