羊の門(ヨハネによる福音書10章1〜18節) ( 12.12/2010 )
「そこで、イエスはまた言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。わたしは羊の門である。」10章7節      

イエス様はご自身のことを良い羊飼い、そしてまた門として紹介されました。羊飼いには杖があり羊にとっては怖い存在かもしれません。けれどもそれとともに、扉を開けてくれる優しい存在です。

救われるための条件を付けたいと考える人々がイエス様に多くの問答をいどみました。けれども、どのような律法よりもわたしは神のこころを知っている、神を見たのだから(ヨハネ3章11節、5章37節、8章38節)と答えています。これはこのことばを言わせている共同体の著者のイエス様を見たときの思いそのものであったと思います。

「あなたがたは肉によって人をさばくが、わたしはだれもさばかない。(8章15節)」そして、「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光をもつであろう(8章12節)」とイエス様はおっしゃいました。子どもや妻に誘われて教会に来てくださる方々の姿の中にイエス様と同じ種類の愛を感じるのです。

門が過去と現在の間に建っているとしますと、過去を過ぎ去ったこととして話せるようになった人にイエス様もニッコリとしてくださるのではないでしょうか?押しても引いても良いのですが扉を開いて私たちも新しい時代に入って良いのではないでしょうか?

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