『主イエスを信じなさい』（使徒行伝16章25節-34節） ( 9.25/2017 )

『主イエスを信じなさい』使徒行伝16章25節-34節 人生には思いがけないことが起こります。 その時、人の本性が表れます。 だからこそ、変わるチャンスがそこにあります。 �Tわたしたちは間違う存在です。 “獄吏は目をさまし、獄の戸が開いてしまっているのを見て、囚人たちが逃げ出したものと思い、つるぎを抜いて自殺しかけた。”16:27 牢獄の見張りや管理をするのが獄吏の仕事です。牢獄に入れられている人々は、罪を犯した者たちです。扉の向こうは罪人の世界、こちらは善人の世界です。当然のように獄吏は、彼らを信用しません。常に疑ってかかります。それが彼の仕事だからです。しかし、それが裏目に出ました。その日、町を騒がした廉(かど)で、鞭打たれたパウロとシラスが投獄されました。番を厳命されつつも、彼らに足かせをしっかりはめ、扉を施錠された上は、安心して獄吏は寝入ってしまいます。パウロとシラスは徹夜祈祷さながら、信仰のゆえに迫害され、鞭打たれ、投獄されたことをとおして、主イエスの十字架をその身に覚え感謝し、神に祈り、神を崇め賛美し続けました。魂からの喜びに満ちた祈りと賛美は、人を惹きつけます。他の囚人たちは、彼らの賛美を聞きつつ、心おだやかになっていました。そこに大地震が起こります。土台が揺れ、足かせ、扉が開かれるほどですから、大変な地震です。ところが囚人たちは逃げませんでした。いな、聖霊が働かれて逃げられなかったのかもしれません。パウロとシラスにただならぬものを感じていた彼らは、パウロとシラスから離れることを選択しませんでした。地震で飛び起きた獄吏は驚愕します。扉がすべて開いていたからです。彼は自らの責任を思い自殺を選びます。彼の危機を感じたパウロはすぐさま叫びます。“自害してはいけない。われわれは皆ひとり残らず、ここにいる” 　獄吏には３つの間違いがありました。�@神の人がそばにいるのに無関心だったこと。もし獄吏が神の人パウロに興味を持っていたら、彼は寝ることなく、人生を見誤ることもなく、自殺などという展開になりません。キリストに対して無関心であること、福音に対して無関心であること、教会に対して無関心であることは、人生を見誤る第一歩です。�A開いた扉を見て早合点したこと。神様に関心がないと、人生で起こる出来事を見誤ります。自分に見える範囲は限定的であるにもかかわらず、さもそれが全てのように思い込み、とんでもない判断を下すことがあります。常時、神様（イエス様）を仰ぐ人は、祈ります。祈るから客観的な示唆が与えられます。神様からの示し（直接的、人を介しての間接的）が有ります。�B自殺を選んだこと。これは最悪の選択であり、その事自体が罪です。自殺で責任は負えません。死をもって償うことなどできません。なぜなら、罪人の死には何の意味もないからです。罪を背負えるものは、罪なきものだけです。イエス・キリストだけです。しかし、わたしたちは、獄吏を笑えません。�Bは選んでいなくても、同じようなことをしているからです。重要なことは、自分が間違っていたということに気づき、正しい選択へ向かうことです。正しい選択とは、 �Uだからわたしは間違いなきお方を信じます。 “主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます”16:31 　主イエスを信じることです。心の問題ではありません。誰を信じるかが重要です。あなたの間違った人生の数々、いな全ての罪を背負い十字架で贖いとなってくださった主イエスを信じることです。あなたに新しい命を注ぐため復活された主イエスを救主と信じることです。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。救いとは何でしょうか？　病が癒やされることでしょうか？　病は癒やされても人は必ず死にます。　生活の問題が解決することでしょうか？　一つ片付いても人生が続く限り問題は起こってきます。　幸せな気分になることでしょうか？　イエス様以外でも幸せな気分をもたらしてくれるものはあります。　救主イエス・キリストはそれらのものもあなたに与えてくださいますが、それが救いではありません。おまけです。救いは、誰にも奪えず、変わらないものです。それは神の子となる特権です。天地創造の神を父として仰ぎ、愛され守られ支えられ、天に向かって生きることができる特権です。主イエスを信じるものに与えられます。 �V家族と一緒に神の言葉を聞こう。 “それから、彼とその家族一同とに、神の言を語って聞かせた。”16:32 　獄吏はすぐさま家族を連れてきました。一緒に福音を聞きました。なんという幸いでしょう。わたしたちは願い祈り誘います。わたしの家族もそうなるように。そして獄吏がそうしたように神の人を家にお招きして、神を信じる者になったことを全家族と共に心から喜べるその日を。私たちの間違った人生も主イエスを信じることで、喜びに変えられます。主イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われる（説教者 日田福音キリスト教会 竹崎光則牧師）

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