「救いの勇士が」(ゼパニヤ3章9節〜20節) ( 1.1/2018 )
「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ。主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。」(17節)

「ユダの王、アモンの子ヨシヤの時代」「クシの子ゼパニヤにあった主のことば。クシはゲダルヤの子、ゲダルヤはアマルヤの子、アマルヤはヒゼキヤの子である。」(1章1節)。すなわち、時代はヨシヤ王の時代(紀元前641年 - 紀元前609年)、著者はヒゼキヤ王(紀元前740年頃 - 紀元前687年)の子であるアマルヤ、その子のゲダルヤ、その子のクシ、その子であるゼパニヤでした。すなわち著者ゼパニヤは王族の一人でした。一般民衆とは比較にならない豊かさ、そして国家権力に守られていた彼でしたが、神は救いの勇士は誰であるのか、はっきりと告げられたのです。
ゼパニヤ書の内容はエルサレムだけでなくアッシリアやモアブなど周辺諸国への裁きの預言から始まります。その中で、3章に入るとエルサレムへの裁きが始まります。首長たち、さばきつかさたち、預言者、祭司たちが堕落する中で、主は「朝ごとに、ご自分の公義を残らず明るみに示す」(5節)と言われ、「あなたはただ、わたしを恐れ、懲らしめを受けよ。」(7節)「わたしが証人として立つ日を待て…全地はわたしのねたみの火によって焼き尽くされる」(8節)、「わたしを待て」(8節)と命じられています。

主はその日には「よるべのない民」(12節)のために救いの勇士として、主が内に住んでくださいます。

よるべのない民の特徴は、

1.祈る者、主に仕える者(9節)

2.二度と高ぶらない民(11節、12節)

3.主の愛によって安らぎを受ける者(17節)

この一年、よるべなき民として救いの勇士である主を心の中にお迎えして生活致しましょう。

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