「わたしは、それです。」(マルコ14章53節〜65節、8章27節〜38節) ( 3.26/2018 )
「そこでイエスは言われた。『わたしは、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。』」(62節)

用語説明
 
大祭司(53節);祭司職の最高位者でヤハウェの前に民を代表する者。サンヘドリンが宗教上の問題を審議する際には議長を務めた(マタイ26章52節、使徒の働き5章21節)。アロンの家の長たる者が大祭司の職務を継承したが、律法上さしつかえないかぎり長子が相続した。その職務は聖所の監督と奉仕と会計の働き。大贖罪日にはイスラエルの民のもろもろの罪のために年に一度の贖いをした。

祭司長(53節);祭司には階級があって大祭司と次席祭司があった。祭司は権威をもつ奉仕者で国に奉仕する者や助言者。サムエルなどアロンの子孫以外でも祭司、または祭司の補助者となった者があった。祭司の根本観念は神と人との仲保者であった。祭司には主として三つの義務があり、それは、主の前にある聖所に奉仕すること(民数記16章40節、18章5節)、神の律法を民に教えること(歴代下15章3節、エレミヤ18章18節、エゼキエル7章26節)、民のために神の御旨を問うこと(出28章30節、エズラ2章63節)であった。祭司長は現職の大祭司と引退中の大祭司ならびにその家の者たちであったが新約時代には政治上の支配者に左右されるに至った。

律法学者(53節);律法その他の聖書の各書を筆写する者。その主要な職務は民事、宗教上の律法を解釈、歴史的地理的事項の聖書研究、弟子の養成。バビロン捕囚からの帰還後彼らの職務は重要問題となった。預言がやみ、神のことばは聖書に具体化したもので、それを研究して国民生活の基盤を作ことが必要となった。主イエス様の時代には議会の多数を占めるに至った。


人はそれぞれいろいろなものに依りすがって生きているのではないでしょうか。
自分や家族や隣人や会社や社会など様々頼っているものがあるのではないでしょうか。あなたは私共を創造された神に頼っておられますか。

今日のみことばから分かることは、主イエス様におすがりすればよいのだということです。
主イエス様は、ほむべき方の子、キリストです。
今日この時から主イエス様におすがりしようではありませんか。神に反逆させようとする悪魔に抗うには、主イエス様におすがりし、十字架を負う以外に道はありません(マルコ8章33節参照)。
(「わたしは、それです。」と言われる主よ、わたくしを助けてください)と主イエス様にご信頼申し上げ、主イエス様に祈りましょう。

(参考図書 「聖書辞典」いのちのことば社 1961年)

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