「神はご存知です」(2コリント11章30節、31節) ( 4.8/2019 )
「もしどうしても誇る必要があるなら、私は自分の弱さを誇ります。主イエス・キリストの父なる神、永遠にほめたたえられる方は、私が偽りを言っていないのをご存じです。」(30節、31節)

序論

時代劇の中で、「お上の言うこと」というくだりが繰り返し出てまいります。恐らくそれは時の政府のことを指しています。しかし、政府は神ではありません。私たちを死から救う力を持っていないからです。しかし、キリストが再臨されるとき、神はキリストのゆえに死者をよみがえらせると約束してくださっています(1コリント15章57節)。ではどうして、信じることができないのでしょうか。罪に勝っていないからです。どうして罪に勝てないのでしょうか。「思い違いをしてはいけません。友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます。目をさまして、正しい生活を送り、罪をやめなさい。神についての正しい知識を持っていない人たちがいます。私はあなたがたをはずかしめるために、こう言っているのです。」(1コリント15章33節、34節)。とあります。創造主であるきよい神との交わりが欠けているのです。罪を捨て、きよい神との交わりを築く必要があります。神についての正しい知識は主イエス・キリストから得るのです。「いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。」(ヨハネ1章18節)永遠にほめたたえられる神は何をご存じなのでしょうか。

1.キリストのしもべ(23節)

当時のユダヤ教は主イエス様を神として認めていませんでした。ですから激しい迫害があったのです。投獄、むち打ち、死に直面すること等。39のむち打ちが5度、…。キリストについてはヘブル2章10節に説明されています。神と世(神を憎む人々)に対して弱いのです。

2.偽りを言っていない(31節)

人ではなく神の御前に自分がどういう存在かが大切であると教えてくれています。苦難は神を否定する材料ではありません。私共の弱さ(彼は傷だらけでした)も含め神はすべてを「ご存じ」だからです。そして彼は主イエス・キリストの父なる神をほめたたえています。

結論

わたくしは、以前は幸せになるために神を信じるのだろうと思っていました。しかし、その幸せの質は、わたくしが考えていたよりもはるかに高い幸せでした。それは罪からの救いだったのです。ゆえにキリストのゆえの苦難があっても丸なのです。そして彼は、弱さとつまづきのために心を用いました。神は知ってくださっています。

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