「救い出すとき、」(エゼキエル34章25節〜28節) ( 5.20/2019 )
「わたしが彼らのくびきの横木を打ち砕き、彼らを奴隷にした者たちの手から救い出すとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」(27節)

分解

1節〜10節 羊飼いたち(牧者たち)の手から羊を救い出す
11節〜16節 神である主ご自身が正しいさばきをもって羊たちを養う
17節〜24節 羊と羊、雄羊と雄山羊の間を裁く
25節〜31節 神の牧場の羊であることを知る

序論 

神は牧者をたてられましたが、牧者たちは羊を捜し求めず、牧者たちは自分自身を養い、神の羊を養わないので、神が牧者たちに立ち向かい羊を飼うのをやめさせる(10節)と記されているのがこの34章の大きなメッセージです。

1.神は放っておかれない

神が立てられた牧者たちが任せられた仕事を怠るとき、神は羊たちをその手から救い出し、彼らの世話をし、養い、いこわせる、神である主が失われたものを捜し、迷い出たものを連れ戻し、傷ついたものを包み、病気のものを力づける、肥えたものと強いものを滅ぼすと約束されています。肥えたものと強いものを滅ぼすという点にも注意が必要だと思います。

2.神は羊の間も裁かれる

強い羊が先に食べ、先に水を飲むのだと思いますが、そのあと、足で草を踏みにじり(18節)、足で水を濁す、愛のない行為が責められています。21節には弱いものを突き倒し、外に追い散らすので、神は彼らが二度とえじきとならないようにし、神のしもべダビデを起こす。彼は彼らを養い、牧者となると言ってくださっています。

3.神は祝福の雨を降らせる

神は季節にかなって雨を降らせてくださり、地は産物を生じ、安心して自分たちの土地にいるようになると。神がくびきの横木を打ち砕き、彼らを奴隷にした者たちの手から救い出すとき、彼らは主を知るのです。

結論

諸国、牧者、羊、山羊そして飢饉、その他、どんな強いものに苦しめられることがあっても、救い出せる神がおられます。もし、まだくびきから救われていないなら、忍耐し、神は愛ですから、互いに励まし合い、突き倒すのではなく褒め合い(21節)、みことばを通して神を求め、神によって救われ、神を信じましょう。

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