「望みの中に安らう」(使徒の働き2章26節) ( 6.10/2019 )
「それゆえ、私の心は楽しみ、私の舌は大いに喜んだ。さらに私の肉体も望みの中に安らう。」(26節)

分解

22節〜24節 ペテロによる主イエス様の紹介
25節〜28節 ダビデによる預言(詩篇16篇8節〜11節)
29節〜40節 罪をゆるしていただくバプテスマ

序論 心頑なにされた民が神に立ち返った道筋とは。

1.イスラエルと主イエス様の対比

「主は仰せられた。『まことに彼らはわたしの民、偽りのない子たちだ。』と。こうして、主は彼らの救い主になられた。 彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた。しかし、彼らは逆らい、主の聖なる御霊を痛ませたので、主は彼らの敵となり、みずから彼らと戦われた。そのとき、主の民は、いにしえのモーセの日を思い出した。『羊の群れの牧者たちとともに、彼らを海から上らせた方は、どこにおられるのか。その中に主の聖なる御霊を置かれた方は、どこにおられるのか。その輝かしい御腕をモーセの右に進ませ、彼らの前で水を分け、永遠の名を成し、荒野の中を行く馬のように、つまずくことなく彼らに深みの底を歩ませた方は、どこにおられるのか。家畜が谷に下るように、主の御霊が彼らをいこわせた。』このようにして、あなたは、あなたの民を導き、あなたの輝かしい御名をあげられたのです。どうか、天から見おろし、聖なる輝かしい御住まいからご覧ください。あなたの熱心と、力あるみわざは、どこにあるのでしょう。私へのあなたのたぎる思いとあわれみを、あなたは押えておられるのですか。まことに、あなたは私たちの父です。たとい、アブラハムが私たちを知らず、イスラエルが私たちを認めなくても、主よ、あなたは、私たちの父です。あなたの御名は、とこしえから私たちの贖い主です。主よ。なぜあなたは、私たちをあなたの道から迷い出させ、私たちの心をかたくなにして、あなたを恐れないようにされるのですか。」(イザヤ63章8節〜17節)
聖書を読みますと、神は先にイスラエルを選び、背負い抱いて来られたのに、彼らは逆らい主の聖なる御霊を痛ませたので、主は彼らの敵となり、みずから彼らと戦われたと記されています。
一方、本日開させていただきました使徒の働き2章は主イエス様のご生涯がはっきりと証言されているところです。すなわち、「イスラエルの人たち。このことばを聞いてください。神はナザレ人イエスによって、あなたがたの間で力あるわざと、不思議なわざと、あかしの奇蹟を行なわれました。それらのことによって、神はあなたがたに、この方のあかしをされたのです。これは、あなたがた自身がご承知のことです。あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。 しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました。この方が死につながれていることなど、ありえないからです。」(使徒の働き2章22節〜24節)
神に逆らい打たれた民と、その民によって十字架につけられたけれども神によってよみがえらされた主イエス様がおられることを教えています。

2.捨てて置かれなかった主イエス様(使徒の働き2章31節、32節)

「神はこのイエスをよみがえらせました。私たちはみな、そのことの証人です。」(32節)

3.曲がった時代から救われるように(40節)

罪をゆるして頂くためにバプテスマを受けるならば、神は賜物として聖霊を与えてくださいます。神に逆らう罪の力から救われて生活するには聖霊を受け聖霊の導きに従う必要があります。

結論

聖なる霊に逆らって神に敵対したイスラエルを神は放っておかれず、主イエス様によっていのちの道を示し、御顔を示され喜びを受けた主イエス様が心の中に住んでくださる道を教えてくださいました(26節)。今、主イエス様の御霊を受けることができます。悔い改め神に立ち返りバプテスマを受け、聖霊を受けて、聖霊すなわちキリストの御霊に従いましょう。
良い音楽を聴いたら感動するように、主イエス様と生活を共にしてみませんか。キリストの御霊の安らぎを、共にさせていただきましょう。キリストが受けた安らぎが安らぎの源泉です。

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