「あなたに神はいますか」(ヨシュア記23章11節) ( 8.23/2020 )
「あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい。」(11節)

聖書では、天と地と海と、その中のすべてのものとの造りぬしを主と呼んでいます(使徒の働き4章24節)。イスラエルの民を荒野からカナンの地に導いてきたヨシュアが最期に教えたことは「あなたがたの神、主を愛すること」でした。他の道はないのですか。と尋ねるならば、速やかに滅びる道だというのです。

なぜ、そのような二者択一の人生なのでしょうか。

1.彼らは主の約束の地に立っていたから(14節)

彼らは神の約束の地に立っていました。神の約束は一つもたがわず実現していました。

2.主には怒りがあるから

「主があなたがたに命じられた、あなたがたの神、主の契約を破り、行ってほかの神々に仕え、それらを拝むなら、主の怒りはあなたがたに対して燃え上がり、あなたがたは、主がお与えになったこの良い地から速やかに滅び失せる。」(16節)

3.彼らを生かしているのは神だから

彼らが殺されずに生きていられるのは主のゆえでした。すなわち、主が大きくて強い異邦の民を彼らの前から追い払われたゆえでした(9節)。

9節の「主は…追い払われた」ことについて頭をかしげるなら、すなわち、神に対して高慢になるなら、そして、再び堕落して異邦の民と親しく交わり、姻戚関係に入るなら、主はもう異邦の民を追い払うことをされず、あなたがたは主がお与えになった良い地から滅び失せるのです。これは主の契約です。では、滅びろと言われているのでしょうか。そうではなくて、5節、彼らの地を占領しなさい。そして、8節、ただ今日までしてきたように、あなたがたの神、主にすがりなさい。と命じられています。「しかしわが名を恐れるあなたがたには、義の太陽がのぼり、その翼には、いやす力を備えている。あなたがたは牛舎から出る子牛のように外に出て、とびはねる。」(マラキ4章2節)

罪だらけで、傷ついて、倒れている方はいませんか。神があなたを倒したのではなく、13節にある罠やむちにやられたのではないですか。神はあなたを癒すお方です。神は私たちのために戦ってくださっています(10節)。ですから、たとい、神がおられることに気づくために何年かかったとしても、気づいた暁には十分に気をつけて、わたくしたちの神、主を愛しましょう。

TOP