「神の子となる特権」(ヨハネ1章12節) ( 12.13/2020 )
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。」(12節)

現在、日本イエス・キリスト教団では、若者が献身して神学校の入学者が与えられるように教団信徒全員で祈っています。はたから見ると、(馬鹿じゃないの、何で仕事を辞めて牧師にならなきゃいけないの)と思われると思います。しかし、まさにこのことは神の子とされないと無理なことなのです。

1.初詣等、神社仏閣へ詣でてはいけない理由

聖書を読んでわかりますことは、復活があるということです。全員です。どんな宗教の方も例外はありません。そして、さばきを免れる方がおられます。それは、偶像を拝まず、悪魔に従うことを拒んで命を落とした方々です(ヨハネの黙示録20章4節)。そのほかの方々は仕業に応じて報いを受けます。ちなみに天国に入れず外に出される人とは「犬ども、まじないをする者、姦淫を行う者、人を殺し、偶像を拝む者、また、偽りを好みかつこれを行う者」(ヨハネの黙示録22章15節)です。そして、「火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である」(ヨハネの黙示録21章8節)これがその報いです。しかし、偽りを言わず、偶像を拝まず一生清く正しく神を畏れ神に従って生きていけるでしょうか。どうすれば、命を懸けて偶像礼拝から身を守れるのでしょうか。その理由が、主イエス様の十字架と復活なのです(ヨハネ16章11節)。

2.あなたの指

人間の歴史は「あなたはどこにいるのか」と問うてくださる神の語りかけで始まっています(創世記3章9節)。しかし日々敵は容赦なく私共を責め私共は神から身を隠し続けます。しかし、復活された主イエス様を信じられなかったトマスという弟子は、復活の主イエス様と会うことになります。主イエス様が彼の前に現われてくださったからです。前からです。私たちが直面している誘惑や試練においても、同様です。主イエス様はトマスに「あなたの指をここに当てて」(ヨハネ20章27節)と言われました。すなわち、罪の代価は支払い済みであり、サタンに対して主イエス様がすでに勝利してくださっていることを知るのです。トマスは主イエス様に彼の指を付けたと思いますか。主イエス様はあなたの神ですか。

3.神の子となる特権

さて、主イエス様の名を信じた人々には神の子となる特権を与えたのであるというのが神様からの約束です。神の子とは、復活された主イエス様に御手の傷を示されている者のことではないでしょうか。そして主イエス様によって罪に沈んでいた悪魔の子は神の子(マタイ4章8節〜10節)に変えられるのです。日本に来てくださった宣教師たちは、なぜ、船に乗り命の危険を冒して日本に来たのでしょうか。旅をしたかったからでしょうか。富を得るためでしょうか。主イエス様の十字架の勝利を知ったから、彼らは自分の命を捨てたのです。マルチン・ルターもカトリック教会を敵に回し命をかけることができたのは、聖霊を受けて、主イエス様の十字架と復活を知ったからです。十字架を負わない、主イエス様のおられない聖霊は怪しいのです。(本当ですか。)と聖書はわたくしたちに問うているのです。

今日、光である主イエス様が、あなたにも神の子となる特権を与えてくださいます。姦淫、人殺し、偽り、偶像礼拝等、自分はもうだめです。という方、みなそうなのです。でも、復活された主イエス様が、トマスを忘れなかったようにあなたを覚えておられ、問題のただ中であなたの前にいてくださり、御傷を示し、結果を示し、十字架を負う力となってくださるのです。

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