「迷い出る者や浅はかな者のゆえに」(エゼキエル書45章20節) ( 4.26/2021 )
「その月の七日にも、あなたは、迷い出る者や浅はかな者のゆえにこのように献げ、神殿のために宥めを行わなければならない。」(20節)

宥めが行われる以上、神の民に帰る道は開かれているということです。
「ご自分の血によって、ただ一度だけ聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられました。」(へブル9章12節)

1.暴虐と暴行(9節)

9節は君主たちへのメッセージです。重税で追い立てることをやめるように命じられています。ただ、公正と正義が求められています。そのために必要なのは正しい天秤、正しい升です。
ホメルという単位が出てきますが、これは230リットルです。1メートル×1メートル×23センチです。
そして、エパとバテという単位が出てきますが、エパは穀物用、バテは液体用です。共に体積のはかり升なのですが、文脈から想像しますと、エパのほうがバテよりも大きく作られていたのかなと思います。
ホメルという単位を基準にしてエパとバテの大きさを正しく統一することが命じられています。
さて、何が重税だったのでしょうか。神様が改善を命じられたのは、13節から15節によりますと、小麦と大麦は収穫の60分の一、油は100分の一、羊は200分の一にするようにとのことです。

2.君主のささげもの

君主は民からささげものを受け取り、神の宮、すなわち聖所から罪を除くためにささげものをささげました(17節、18節)。詳しくは次章にて。

3.祭司の務め

19節に祭司は罪のきよめのささげ物から血を取り、それを神殿の戸口の柱、祭壇の台座の四隅、内庭の門柱に塗って宥めを行いました。これを1月1日(日本の歴では3月から4月の間)、1月7日にも行い、1月14日からは7日間、過ぎ越しの祭りを行いました。そして、7月15日からの祭りでも7日間毎日ささげました。

これは、迷い出る者や浅はかな者のためです。いつでも神に立ち返る道は開かれています。
もし、あなたが神に立ち返るなら、何の恐れもなくなります。今日、イエス様の血潮がわたくしの罪のために流されたと信じて神に立ち返ろうではありませんか。

迷い出ている方も浅はかな方も、今日主イエス様によってサタンの手から買い戻されるのです。そして、神の民として正義と公正をよろこびとし、光をよろこびとして生きることができるのです。

「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」(創世記17章1節)神のみことばを聞きながら、朝毎に神の御前に出て、神と共に生活しましょう。

どんなに頑張ってみても、つみのきよめは主イエス様によってのみできる御業です。

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