『実を豊かに結ぶ生涯』(マタイ13章3節〜9節、18節〜23節) ( 8.29/2021 ) |
「ところが、良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いてそれを悟る人のことで、その人はほんとうに実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結びます。」(:23) 序. 昔は夏の終りになると微熱が出た。「何もしなかった」という焦りから?ある時fruitfulという言葉を覚えた。「実りある!」。誰でも同じ一生を送るなら実りある人生にしたいと思うのではないだろうか。人生を終える時に、「良かった」と。聖書は「人の目的は神の栄光を現すこと」と言う。神の栄光の実を結ぶ生涯の秘訣を学びたい。 1.命の種と四つの土壌 その1「固い土地」 神の栄光を現さない生き方の原因は「固い土地」。その心の頑なさ。冷淡な無関心。神に対する求めがない。渇きがない。Tコリント1:18「愚か」な雑音。永遠を思わない。神を計算に入れない生き方。危険。その終りはマタイ25:37。イザヤ47:7。 クリスチャンでも、以前実を結んでいたのに、今は御言葉が心に響かない、とするなら危険信号。サタンが恵みを奪い、痩せて、次第に祝福を生み出さない地になる。 「初めの愛」(黙示録1:4)からどこで落ちたかを思い出して。 2.その2「浅い土地」 信仰を持っても、根が浅い土地は危険。「感情」「雰囲気」が信仰と置き換えらえれると危険。また、主イエスに直接つながるのでなく人を仲介としている「信仰」も危険。実はその奥にあるのは、やはり頑なな岩である自己中心。「自分」が心地よいかどうかが基準、神と置き換わってる。ここが砕かれないと主イエスを直接の土台とならない。困難・試練に耐え得ない。敬虔の修行を。「主と二人きりに」。主が私のため何をしてくださったかを深く味わう。 3.その3「うるさい土地」 神以外のものが心を占め、栄養が奪われ、神との交わりを損なう。次善が最大の敵。世の中で用いられ過ぎることに警戒が必要。神を真剣に敬わない人のことを、周りの人も真剣に敬うことはない。神以外は「添え」物だから(マタイ6:33)。 4.その4「良い土地」 実を結ぶ土地とは、心を開いて、明け渡して、求め、従う、神を愛する心。 「本当に」実を結ぶ。「残る」。永遠のわざに係わること。永遠でない実を避けよ。 おわりに. 根を深く下ろして 根が大事。「残った者は下に根を張り、上に実を結ぶ。」(U列王記19:30) 神との交わりに祈りの水を注ごう。 「人が死んで残るのは、集めたものでなく散らしたもの」。 愛の実を結ばせていただこう。 (説教者;田代美雪牧師) |
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