『天の家族の食卓』(レビ7章) ( 9.19/2021 )
「和解のための感謝のいけにえの肉は、それがささげられるその日に食べ、」(15節)

序. 和解のいけにえの特徴は「食べる」ということ。その目的は?

1.「気が済む」が目的の愆祭(罪過のいけにえ)

愆祭は心のささげ物。相手の気が済むことがその目的。心に関する供え物。加害者は被害者という友を得る。無視し続けては得られない関係。プライドより人と神の前の平安。

2.人との平和から神への感謝が生まれる

主イエスの血によって、神との関係に平和が。そして人との関係に平和が
(エペソ2:1415)。和解のいけにえをささげるものとされる。
神への感謝には奉仕が伴う(マグダラのマリヤ、シモンのしゅうとめ)。感謝から生まれない奉仕は疲れ果てる。

クリスチャンはキリストという肉を食し続けなければ命はない(ヨハネ6:57)。いけにえは「ささげる」ことと「食する」こと。

また、この和解と感謝のいけにえは、多くの人と共に食された(申命記12:71218)。土地を持たない者も。

神の祝福は分け合うための祝福。一人の主を持つ一つの家族。

3.祭司の報酬

和解に重要な役目を担うのは祭司。神の職分は王も犯せない(U歴26:18)。
祭司は特別な報酬を神から受ける。それはまた力を得て次の奉仕にあたるため。
キリストの心とキリストの歩みを糧とするのが神の奉仕者。すべてのクリスチャンも神と人の間に立つ和解の務めを与る祭司(Uコリント5:17-19)。
 
おわりに. だれの食卓か?

「心を一つに」。その秘訣は祭壇。主の前の主の家族の食卓であることを忘れない。テーブルマスターは主ご自身。主が、主の食物と祭司の食物と民の食物を取り分けられる。それぞれに主イエスをいただき、共に労し、歩もう。
 
(説教者;田代美雪師)

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