「罪の赦し」(へブル1章3節) ( 1.10/2022 )
「御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。御子は罪のきよめを成し遂げ、いと高き所で、大いなる方の右の座に着かれました。」(3節)

このへブル人への手紙は、ユダヤ教に対するキリスト教の優位性を明らかにするために書かれています。すなわち、御使い(1章4節〜2章18節)、モーセなど指導者たち(3章1節〜4章13節)、大祭司(4章14節〜7章28節)をキリストと比較しながら、キリストによってもたらされた新しい契約は古い契約にまさっていることを示し(8章1節〜10章18節)、儀式に対する信仰に戻ることなくキリストに対する信仰に進むように教えています。

「神は昔」から書き始められるへブル人への手紙ですが、神が御子によって世界を創造し、御子を地上に遣わし、贖いを成し遂げ、天の神の右に座に着かせ今も世界を保っておられるという序文になっております。

神が分からない日本人にとってこのへブル人への手紙は重要な意味をもちます。このへブル人への手紙を通して神がご自身を現すために遣わされた御子イエス様と出会い、彼の与えてくださる安息に入る必要があるからです。

9章12節に、キリストはご自分の血で贖いを成してくださったとあります。神ご自身がご自分の血で贖われるのです。他のどのような代価によってでもなく、私共の神との回復の道筋は「神が」整えてくださったのです。

どんなに難しい、ゆるしがたい問題も万物を保たれるキリスト(3節)、ご自身の血で贖われるキリスト(9章12節)にお任せしてみませんか。太陽が昇るたび、神の力を知る私共です。安息の創造もイエス様によります(4章10節、1章3節)。今日ただ、主イエス様に罪の問題の一切をお任せしてやすみを待ちましょう。

みことばによって万物を保たれる主イエス様は、聖書のことばによって安息を与えてくださいます。
 
「主は大きな魚を備えて、ヨナをのみ込ませた。」(ヨナ1章17節)

神に呑み込まれてみませんか。


参考;この1章は御使いに対するキリストの優位性について述べられています。引用されている旧約聖書の箇所は
詩篇2篇7節⇒へブル1章5節、6節 キリストは神の子
詩篇104篇4節⇒7節、14節 み使いは仕える者にすぎない
詩篇45篇6節⇒8節、9節 キリストの王国は永遠の王国
詩篇102篇25節⇒10節 キリストは世界の創造者である
詩篇110篇1節⇒13節 キリストは神からの栄誉をもたれる

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