『永遠のゴールを目指して』(黙示録21章1節〜8節) ( 1.16/2022 ) |
「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、 悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。』」(4節) 序. 「説教は結論から先に決める」。神の物語である歴史には神の結論があります。着陸地を知るパイロットの操縦する飛行機に乗り、永遠のゴールを目指したい。 1. 新天新地 黙示録の長く激しい神とサタンとの闘いの後、訪れるのが静かな栄光に満ちたこの新天新地です。キリストはご自分の体をもって罪と死に勝利され、栄化されました(Tコリント15:55-57)。そしてご自身を信じる者も栄化されるのです(Uコリント5:1-4)。 同様に、全宇宙も再臨の時、栄化されるのです。決して朽ちない永遠の新しさにです(詩編102:25:26)。この都の中には、完全な神と人との交わりがあります。「すべて良かった」エデンが一度崩壊し、「雨降って地固まる」ように、今度は決して崩されない永遠の都が完成されます。主イエスを信じる者はそこに入る約束が与えられます。そこには、涙・死・悲しみ・叫び・痛み・夜・のろいという七つの忌むべきものがもはやありません。代々の聖徒は殉教の時にも微笑みながらこの永遠の都に入る希望にあふれました(Uコリント4:17)。昔、天文台の望遠鏡では宇宙は半径10憶光年とされた、しかし、電子望遠鏡の時代には銀河系さえも無数にある中の一つに過ぎないことがわかったそう。人間の一生は永遠に比すればセミの一生(2,3週間)のようなもの?この世と永遠、あなたはどちらの命を選択するべきでしょうか? 2.火と硫黄の燃える池 福音を聞きながらそれを信じない者は永遠の火に入ると聖書は語ります。 原爆の前に警告のビラが落とされたそうです。聖書はそれに勝る警告の言葉です(ローマ3:2526)。原爆の火をくぐった方は自分が助かっても「助けてくれ」という声が今も残っていると言います。自分だけが天国に行って、自分の愛する者が「助けてくれ」と叫ぶのを見て、良かったと思えるでしょうか? 「わたしはおごそかに命じます。御言葉を宣べ伝えなさい。」(Uテモテ4:12)。 3. 花嫁として婚姻の日を一心に待つ 妻が妊娠している最中に夫が遊びほうけたり、浮気をするなどがあってはなりません。それは待つべきものの価値の大きさを想像できないからです。 教会はキリストの花嫁です。金メダルを目指す競技者のように、将校を喜ばせる兵卒のように、節制をして得ることを努めます。 救いの完成は愛の完成です。互いに繕いあい成長していく教会こそ再臨を待つにふさわしい待ち方です。 おわりに.終末(天国)は今すでに始まっている 主イエスの十字架はすでに救いを完成させています。その愛に生きる時、地上にすでに神の国は建設され得るのです。神の国はいつかでなく目の前にあります。聖霊と共にうめきつつその完成を待ち、宣教しましょう(ローマ8:22,23)。 (説教者;田代美雪牧師) |
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