『苦しみの中のゆとり』(詩編4編) ( 7.18/2022 ) |
「あなたは、私の苦しみのときに ゆとりを与えてくださいました。」(:1新改訳第三版) 序. おさるのジョージは「最初うまくいかないが最後は上手になる」から好まれる。 詩編のテーマはまさにそうではないでしょうか。 1. 苦しみの中のゆとりの秘訣 「解き放って」(1節)は第三版では「ゆとりを与えて」くださった、とある。苦しみの時 にゆとり!?本当にそうできたならなんと素晴らしいことでしょうか。 私たちの心が狭いと感じる時はどのような時でしょうか? 例えば、経済的苦境。ローンが残ってる、などひっ迫した時、心は絞めつけられて いるように思います。人間関係の中の抑圧。空間的に狭いこともストレス。マスクも。 将来が見えないことも息苦しい。そこから解放されたならなんと心軽くなるでしょう。 その秘訣は、第一に、「偽りを見抜く」こと。恐れの多くの原因は実在しない不安です。問題は、現実よりも何倍も大きく見えます。しかし、それはサタンの罠です。 この時、ダビデはアブサロムのクーデターに遭いました。しかしそれは虚構の上に成り立ったものだったのです。敵は何万と見えたが、風船のように一張りでしぼみ、本当の敵は一握りでした。そして、バイキンマンのように変装がばれるとサタンは退散し、平和が戻りました。人の噂、評価も浮動票ばかり。私たちを苦しめるものの解決の道があるのに、「偽り」が不安にし、悪循環させます。神を知らない人は、現実が悪化すると現実から神を見ます。しかし、神の視点で現実を見るのがクリスチャン、信仰者です。そして、神はご自分の民を特別に愛し、また神の民は神に一心に信頼します。あなたは神さまから「選ばれた」者です。恵みから一番遠い者が選ばれて神に近づけられているのです。その者を神はかくまいます。シェルターです。偽りに目や耳を向けず、神の目で現実を見ることを教えるのは聖書です。 2.義のいけにえ 「怒っても、罪を犯してはなりません。」(エペソ4:26)。何か恨みを抱く 時、人に言うとほころびは大きくなります。静かに床の上で神に語り、神の 前に誠実を行い続けなさい、と聖書は言います。私は二度、アルバイトを辞めました。その時、叔母が「美雪ちゃん、謙遜にね」と言ってくれました。「神へのいけにえは、砕かれた霊。…神よ、あなたはそれを蔑まれません」(詩編51:17)。口にチャックして、神の前に忍耐し、静かに善を行うなら、神が正しく救ってくださいます。恐ろしいのは神の裁きです。私の罪を吟味し、十字架の救いを受けるなら、人から受ける害、評価、噂を恐れなくて良いのです。 3. 御顔の光 神さまは恵みを与えます。そして正しく導き教える光を照らしてくださいます。状況が変わることではなく、私が神の光を慕い求め、信頼して従い通すなら、私の心は、穀物とぶどう酒の豊かな時にまさって喜びに満たされます。 結. 神に選ばれた幸い ペスタロッチの伝記を読んでいましたが、最後まで誤解を受けて答弁できず召されました。でもその最期はすべてを赦し安らかでした。神さまに選ばれ、礼拝の民に加えていただいた!私にとってこれ以外の喜びはありません。 (説教者;田代美雪牧師) |
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