「癒される道」(へブル12章13節) ( 8.14/2022 )
「また、あなたがたは自分のために、まっすぐな道を作りなさい。足の不自由な人が踏み外すことなく、むしろ癒されるためです。」(13節)

よくテレビのコマーシャルでインフラを整備している企業がでてきますが、クリスチャンとは癒される道を作る人です。すなわち、この世においては霊の父に服従し、永遠の御国につながる神の恵みを証しする証し人なのです。

1.霊の父への服従(1節〜13節)

主(造り主である神)が与える十字架を血を流しても負っていきなさい(4節)と命じています。十字架とは主から与えられるもの、すなわち「罪人たちの、ご自分に対する反抗を耐え忍ばれた方のことを考えなさい。」(3節)とありますので、主に対して反抗する人々を忍耐をもって赦し主に従って愛し抜きなさい、すなわち霊の父に服従しなさいと命じています。

2.神の恵み(14節〜28節)

13節までのところに自分の足のためにまっすぐな道を作りなさいという内容のことが記されており、14節以降は恵みの道について記してあります。それは、足の不自由な人が踏み外すことなく、むしろ癒されるためです。
まずエサウについてしるしてあります。彼は主が与えてくださった権利を軽んじました。一杯の食物と引き換えにとここに描写されていますが、食物ではなく、神の恵みに留まるべきことを教えています。

神の恵みとは何なのでしょうか。それは20節にあるような、ふるえ上がるように恐ろしい律法の峻厳さから救ってくれるものです。すなわち、24節「さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る、注ぎかけられたイエスの血です。」イエスの血が私共を滅びから救い、揺り動かされない御国を受け継がせるのです。
28節、29節「このように揺り動かされない御国を受けるのですから、私たちは感謝しようではありませんか。感謝しつつ、敬虔と恐れをもって、神に喜ばれる礼拝をささげようではありませんか。私たちの神は焼き尽くす火なのです。」主によって初めて平和、聖さ、主を見ることが実現します(14節)。

3.救いの条件(25節)

「あなたがたは、語っておられる方を拒まないように気をつけなさい。」(25節)それは、ただ一つ、語られていることを拒まないことです。主イエス様の血を信じ信頼するなら救われます。律法のゆえに救われるのではありません。

自分の力で善行は皆行えないのです。しかし、13節にはまっすぐな道を作りなさいと命じてあります。それは、罪深い者がただ主の血を信じて救われた道です。そしてそれは癒される道、罪人が主に帰るための道です。救われた人々が歩んできた道です。

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