「二つの知恵」(ヤコブ3章14節) ( 10.12/2022 )
「しかし、もしあなたがたの心の中に、苦々しいねたみや利己的な思いがあるなら、自慢したり、真理に逆らって偽ったりするのはやめなさい。」(14節)

知恵は一種類ではないというのです。上からの知恵と地上の知恵があるというのです。地上の知恵が存在して、その知恵は14節、苦々しいねたみや利己的な思いだというのです。そして16節、利己的な思いのあるところには、秩序の乱れや邪悪な行いがあるというのです。

苦々しいねたみとは、weblio辞書によりますと「自分と他人を比べ、相手に対しての憎しみが強いのに対し、相手が優れていることに対して劣等感を抱くという意味合いが強い」そうです。いろいろな人間関係の中で抱きがちな感情ではないでしょうか。

けれども、もう一つ、上からの知恵があると17節にあります。そして、その種は平和をつくる人々によって平和のうちに蒔かれるそうです。

1.やらせではいけない(1節〜10節) 
教会では讃美が主にささげられています。けれども、強いられてささげる賛美ではいけないのです。もし、強いられてささげる賛美にとどまっているならば、8節、舌を制することができず、口から死の毒が流れ出ます。

2.地上の知恵の存在(11節〜16節)
地上の知恵は肉的で悪魔的なものです(15節)。地上の知恵の場合は心の中に苦々しいねたみや利己的な思いがあり、自慢や真理に逆らった偽りが生まれてくるというのです(14節)。危険を感じたなら速やかにこの地上の知恵から離れましょう。

3.上からの知恵(17節〜18節)
17節、上からの知恵は、まず第一に清いものです。
それから、平和で、優しく、協調性があり、
あわれみと良い実に満ち、
偏見がなく、偽善もありません。

主の御霊がみことばによって「地上のもの、肉的で悪魔的なもの」(15節)が私共にとって何なのかを教えてくださいます。そして、主イエス様の十字架の血潮の代価によってなんと、悪魔の手から救い出してくださいます。聖書を毎朝読んで御霊によって義の種を心に蒔いていただきましょう。
そして、心から主であり父であるお方をほめたたえましょう。

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