「弱い私たちだから」(ローマ8章26節) ( 10.30/2022 )
「同じように御霊も、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、何をどう祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、とりなしてくださるのです。」(26節)

1517年10月31日は95か条の提題が発表された日であり、宗教改革記念日です。多くのいのちが失われる中で宗教改革は実現しました。しかし弱い私共を支えてくださったのは御霊です。今、新会堂建築に着手しようとしておりまが、私共は弱く祈る力がなく、祈祷室はいらないという意見もあると思いますが、御霊が助けてくださいます。そして自分自身をそして世界を変えるのはこの御霊による祈りです。まず、祈りの場所を確保しましょう。

1.使徒19章エペソ伝道(新約273頁)5節「これを聞いた彼らは、主イエスの名によってバプテスマを受けた。パウロが彼らに手を置くと、聖霊が彼らに臨み、彼らは異言を語ったり、預言したりした。」すなわち、罪を犯して悔い改めるだけではだめなのです。主イエス様に対する信仰が必要です。主イエス様に対する信仰が与えられる時、聖霊は下りました。このエペソの教会の人々は聖霊が与えられる前の苦しみや悲しみを知っていた人々でした。

2.聖霊による保証 エペソ1章4節「神は、世界の基が据えられる前から、この方(主イエス・キリストの父である神)にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。」これが私たちの行きつく先です。そのための保証が御霊です(エペソ1章14節)。保証の前に証印が押されたとあります。そしてそのためには7節「このキリストにあって、私たちはその血による贖い、背きの罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。」主によって買い戻されサタンの所有印を消され、聖霊によって証印を押されたのが私たちです。そして、聖霊は御国を受け継ぐことの保証です。何を保証してくださるのでしょうか。

1)1章18節、「心の目がはっきり見えるようになる」神の大能の力の働きを見ます。救われて初めてわかることは、主イエス様は確かに死からよみがえっておられ今も生きておられるということです。

2)3章16節「内なる人に働く御霊により、力をもってあなたがたを強めてくださいますように」内なる人、すなわちあなたに働くよという約束です。

3)4章3節「平和の絆で結ばれて御霊による一致」先週幼馴染からLINEがあり、福岡の教会の先生にも連絡しました。一つキリストの教会なのです。ある聖書註解者はマルコ10章9節の解説として「神ご自身が父でありたもうたものたちにとって、教会は母なのである」※と言いました。どんなに困難な時も母なる教会があり私たちは一つです。

4)6章17節「御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。」みことばには人生を変える力があります。御霊がおられますから私たちは従うだけで良いのです。

5)6章18節「どんなときにも御霊によって祈りなさい。」どうして御霊によるなら祈れるのでしょうか。1章7節「このキリストにあって、私たちはその血による贖い、背きの罪の赦しを受けています。」主イエス様の血潮にすがって本当に赦されたなら祈りの座に近づき祈れるのです。しかしそれは、御霊が弱い私たちを支えてくださるから祈れるのです。たとい弱くても御霊のとりなしを信じて祈りましょう。

御霊、すなわち彼の保証力の現われを心の視力として、または内に、または一致としてあるいはみことばとしてお与えいただけるまで、座り抜き、祈り抜き、そして御霊にすがり抜きましょう。(※カルヴァン、キリスト教綱要4、18頁)

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