『再臨の日の備え』(ルカ21章28節〜38節) ( 3.20/2023 )
「しかし、あなたがたは、必ず起こるこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に
立つことができるように、いつも目を覚まして祈っていなさい」(36節)

序.レント(受難節)に入っています。主イエスが十字架前に語られた再臨の備えについてのメッセージを今朝聞かせていただきたい。

1. 信仰から落ちないように

イエス様が語られた再臨の備えに関する第一のメッセージは「惑わされないように」(:8)。これは些細なエラーというより、真理からの脱線を意味する。「悪い交際は良い習慣を損なう」(Tコリント15:33)。終りの時代に悪魔は必死になって、信仰者を脱落させ、落胆、絶望させようと惑わしてくる。今は悪い時代。世の惑わし。Tコリント6章9-10、18-20。大切なのは、世の流れに任せるのではなく、聖書をよく調べ、聖書に聞き(Uテモテ3:13-15)、「自分自身で」(:31直訳)判断していくこと。

2.あなたの心を守れ(箴言4:23)

権威者からの迫害も起こる。「からだを殺しても、たましいを殺せない者たちを恐れてはいけません。」(マタイ10:28)。たましいは「いのち」とも訳される。体の命より霊のいのちを守れ。家族が敵になることもある。サタンはテロリストのように家族を人質にする。敵に屈服すべきか?エステルの夫、アルタクセルクセス王は550万の軍隊がいた。主の軍勢はそれより多い。どんな独裁者もカマキリの斧を振り上げるに過ぎない。いのちを守れ。

3.世俗的生活から目を覚ましていく

アウグスティヌスは罪に負けていた時、子どもの「取りて読め、取りて読め」の言葉に聖書を開き、ローマ13章が開かれ、罪から離れた。「夜は深まり、昼は近づいて来ました。主イエス・キリストを着なさい。欲望を満たそうと、肉に心を用いてはいけません」(ローマ13:11-14)。「ぶどう酒に酔ってはいけません。そこに放蕩があるからです。むしろ、御霊に満たされなさい。」(エペソ5:18) 再臨、婚姻の日が近づいている。死んでいた者にイエス様がいのちを与え、手を取って婚宴の座に連れていってくださる贖いの日。

結. 神に会う備えをせよ(アモス4:12)

すべての人は神の前に立つ日が来る。身を慎み、振るい落されるものではなく、振るわれないものに心を向けさせていただき、いのちを保たせていただこう。
(説教;田代美雪牧師)

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