「心の距離」（マタイ15章8節） ( 5.12/2024 )

「この民は口先でわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。」（8節） ‘These people honor me by what they say. But their hearts are far away from me. 'Matthew 15:8 本日は召天者合同記念礼拝で、私たちは先に主の御許に召されたご遺族をもっておられる愛兄姉と共に主を礼拝しております。 わたくしたちが先に召された、愛する方々を思い起こします時、一番印象に残っておりますのは主なる神様に対する熱心さではないでしょうか。そしてその理由は「神様との距離の問題」のように感じるのです。すなわち、神様との心の距離です。 本日お読みしましたマタイ15章によりますと、造り主である神様と私たちの心の間に距離を造ってしまう原因は19節「悪い考え、殺人、姦淫、淫らな行い、盗み、偽証、ののしり」です。残念ながら、この心の距離を作って生活していた人たちとは当時はパリサイ人や律法学者たちでした。しかし主イエス様ははっきりとこの問題を指摘して解決してくださいました。 １．このまま手を打たないとどうなるのか（13節、14節） 「わたしの天の父が植えなかった木は、すべて根こそぎにされます。彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を案内する盲人です。もし盲人が盲人を案内すれば、二人とも穴に落ちます。」 ２．解決はあるのか（使徒の働き16章31節） 主イエス様の御業を見たご家族を知っておられる皆様は穴に落ちないで救われた案内人（律法学者ではなく、救われたご遺族）を持っておられるのです。 ３．具体的にどうすればよいのか（19節） 「悪い考え、殺人、姦淫、淫らな行い、盗み、偽証、ののしり」を捨てて、イエス・キリストを着ることです。 神様は私たちを救うために主イエス様を人類に与えてくださいました。 コロサイ2章9節から15節をお読みください。特に12節と14節「バプテスマにおいて、あなたがたはキリストとともに葬られ、また、キリストとともによみがえらされたのです。キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じたからです。…私たちに不利な、様々な規定で私たちを責め立てている債務証書を無効にし、それを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。」そして、 マタイ28章6節、9節、18節から20節もお読みください。特に6節と20節「ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よみがえられたのです。・・・見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」。そして、 塗り薬でも（効き目はどのくらいか）真剣に見定めるように、祈りの中で生きておられる主イエス様とお話ししてください。へブル9章14節により御霊がとりなしてくださいます。 コロサイ3章3節4節「あなたがたはすでに死んでいて、あなたがたのいのちは、キリストとともに神のうちに隠されているのです。あなたがたのいのちであるキリストが現れると、そのときあなたがたも、キリストとともに栄光のうちに現れます。」心の距離どころではなく、神のうちに生活させていただきましょう。 今、聖霊に促されつつ1ヨハネ1章7節、10節に従って祈り、今も生きておられる主イエス様と出会ってください。主イエス様が十字架の苦しみの中にいてくださるのです。（1ペテロ2・24）彼の下にとどまりましょう。ある時宣教師の一団が宣教地で殉教しました。次に乗り込んだのは彼らの奥さんたちでした。彼女たちは主イエス様を着たのです。

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