『聖霊のバプテスマ』(使徒1章4節〜8節2章1節〜4節) ( 5.19/2024 ) |
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エル サレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」(8) 序. 今日はペンテコステ(聖霊降臨日)。教会が誕生した初めの日です。聖霊のバプテスマは火のバプテスマです。今日、私たちの心にも火をいただきたいと願います。 1. 「待ちなさい。しかし、…臨むとき、…となります。」 聖霊のバプテスマが下る前に、復活されたイエス様は弟子達にまず言われたことは「待ちなさい」。神の業には神の時があります。きよめは神の側の働きです。 しかし、聖霊がくだるなら、「(必ず)証人となる。」。 2. 聖霊のバプテスマ 聖霊の特徴は火と力。火はきよめます。その準備は祭壇を築き直すこと。もう一度 立て直すことです。礼拝、祈祷会、デボーション。繕う時、祭壇に火はくだされます。また聖霊を憂えさせるものを取り除くことです。個人の中に、教会の中に、家庭の中に。その時、主の火はくだります。 もう一つの働きは力。真理を教える力。罪について。 「嘲る者がいた」。神の言葉を「信じない」ことは、真実な神に対する侮辱。私の言葉を信じてもらえないことは私が「うそつき」と言われていることです。信じることはその人への尊敬を表すこと。私に真実に注いでくださったイエス様の愛を信じましょう。 また分離する時に与えれる力。きよさは力神の力をとどめるもの、肉、情、世からの聖別。キリストのものとなる時、力が与えられます。 それは恐れに打ち勝つ力となります。 3. 証人 すべての人に霊が注がれる。個人伝道は信徒こそ活躍できます。 しかし、証人とはイエス様を知っている人。死に怯えるウェスレーにモラビア兄弟団の人が言いました。「あなたはイエス・キリストを知っていますか?」。 また、主イエスを復活させた神の力と、主イエスの使命を知っている人。 「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」。敵のために祈る力が与えられる。 そして、火が立つなら必ず燃え移ります。「一人も滅びることがないように」。 ウィリアム・ブースは初め、救世軍の働きを馬鹿にされました。しかし、後に国王に招かれました。彼のサインは「ある人の大望は、美術にあり。ある人の大望は、名誉にあり。ある人の大望は、黄金にある。されども、わたしの大望は人にある。」つまり、人が救われることです。 結. 「遠くにいるすべての人々に」。 バックストン師はイギリスでの立派な働きを期待されていたにも関わらず、日本の一宣教師になりました。祖国で召される時、思い出したのは、自分を救霊の働きに導いてくれたムーデーのメッセージでした。「準備は整いました。さあおこしください」。「神さまは全世界を愛しておられ、イエス様は幾人かの人の為でなく、すべての人のために死んでくださったのだ」。チャールズ・ウェスレーも賛美しています。「すべての人々のために、すべての人々のために」 イエス様は会堂建築のために十字架に架かられたでしょうか?一人の魂が滅びることがないためです。いよいよ、火を投じていただいて、滅びゆく魂を救いに導く救霊の愛を与えていただこうではありませんか。 (説教者;田代美雪牧師) |
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