「御霊のうめき」(ローマ8章26節) ( 6.30/2024 )
「同じように御霊も、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、何をどう祈ったらよいか分からないのですが、御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、とりなしてくださるのです。」(26節)

‘In the same way the Holy Spirit helps us when we are weak. We don’t know what we should pray for. But the Spirit himself prays for us. He prays through groans too deep for words` (Romans 8:26)

クリスチャン生涯の目的は何でしょうか。それは、29節に御子のかたちにあらかじめ定められたのです。とあります。そして、戦争に遭ってしまっても神の愛を信じることです(39節)。

パウロは迫害者でした。その彼はクリスチャン撲滅のためにダマスコに移動している途中で救いに与りました。それも主に出会い、馬から落ちて目が見えなくされて悔い改めた人物です。すなわち、過去に主を迫害した者であり、尚且つ主を見た者です。その彼が語っている。これは、世の中は神の計画の中でひっくり返るよと証言しているのです。迫害者が御子の御計画の中で御霊のうめきによって殉教者にまで変えられてしまうよ。と言っているのです。

どうやってそうなるのでしょうか。扇風機一つ取りましても、どうして羽が回転するのかわかりません。でも作り上げた家電メーカーの技術者たちには回転数も首を振る速さも自由に変えることができるのです。彼らがプログラムした人物だからです。同様に私たちの生涯もいつ救われ、十字架に死んだものとされ、復活のいのちに生かされ、新しい人生を歩み始めるのか、そしてこの8章のテーマであります御子のかたちに変えられるのか神が愛の中で決めてくださっています。

いったいどうやって私たちは御子のかたちに変えられていくのでしょうか。
1. 御霊と共に歩む人生の中で
2. 御霊のうめきによって
これが神の御計画です。
大分市内に今もうめいている方々が多くおられると思います。しかし、少なくとも、クリスリャンが4800人おられるなら、その方々の内にともに住んで歩んでくださっている御霊はうめいて、とりなして、人格的な御霊との交流の中で造り変えてくださるのです。そして主ご自身が共にいてくださる約束の中で御子のかたちにまで変えてくださるのです。
 数十年前に友人の父親が召されました。その顔を見た友人はクリスチャンになりました。彼の父親はクリスチャンでした。御霊は死の間際にも死の後にも共にいて御子のかたちを見せて証ししてくださるのです。

そして、このお方を信じる時もある程度定められていることが伺われます。すなわち、28節に注目していただきますと、万事が働いて益となるとございます。ですから、益と反対の状況に陥っている時こそ、神を信じるチャンスです。そのときこそ、主イエス様に対して「あなたこそ神の子」と信仰告白して今までの不従順のすべてを懺悔(ざんげ)して、益としてくださるお方に対する信仰に立ちましょう。このお方は36節、既に愛を表してくださったお方だからです。(わたしばっかり家事をして、立ち働いて)とつぶやいてしまうときも、救いのかたちは36節で王様になることではありません。獲得できるのは神の愛です。御霊のうめきがあるから、どんなに疑い深い方も神を信じて良いのです。

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