『神はそれを良きに』(創世記50章19節〜26節) ( 8.19/2024 )
「神はそれを良きに変わらせて」(20節口語訳)

'You planned to harm me. But God planned it for good. He planned to do what is now being done. He wanted to save many lives.` Genesis 50:20

序. 詩編の第一編に「その人は流れにほとりに植えられた木。・・・そのなすことはすべて栄える」とある。ヨセフはまさにそのような若枝。祝福の秘訣を学びたい。

1.神のしもべヨセフ

ヨセフの特徴。ヨセフと言えば「夢」。しかし、その日常は小事に忠実。彼は地上で5回、人に仕えた。人にではなく、神を喜ばせるために仕えた。「自分が神の側に立っているか、それが問題」(リンカーン)。それゆえ、どんな願いも聞かれた。何をしても栄えた。常に自分を神に従わせること。そうすれば、神がそばにいてくださる。

2.神に訓練されたヨセフ

ヨセフは3度苦難に遭った。しかし、そこで知ったことは「主がともにおられた」ということ。孤独にならなければ、神に出会えない。
甘やかされたままで、主の役に立てない。神は彼の中に鉄を入れられた(詩編105:18)
そして、苦しみの中でこその神の慈しみがあった。
  「足跡」の詩のように、振り返ると、孤独な時こそ、主がおぶってくださっていた。

3.共同体のきよめのはじまり

個人のきよめは共同体のきよめにつながる。兄弟達も神の取り扱いを受けた。
共に主の祝福の枝となっていくため。

4.神に帰したヨセフ

「神の摂理」を信じて歩んだのがヨセフ。
「すべてを益に」。その中で苦しみ悲しみも忘れさせてくださった。
そして、最後まで、神のしもべの一人として、バトンを渡した。

すべてのゴールは神が計画されている。
神のしもべはその中の一人。
神の与えた立場で信頼に応えるだけ。
   
「そのなすところはすべて栄える」。
主に信頼されるしもべとして、主の用に有益な仕え人とならせていただきたい。

(説教者:田代美雪牧師)

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