「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。」(1節) まだまだ暑い日は続きますが、朝晩が肌寒く感じるようになって来ました。相変わらずわたしたちの周囲ではいろいろなことが起っていますが、実際にはあまり気にせず、自分のことだけでいっぱいになって生きているようにも思います。わたしたちの造り主であるお方は、わたしたちのこういった性質を知った上で、自分で理解できることだけでなく、自分の思いを超えて働かれる神の御業を信じて受け止めることができるように働いてくださっています。それゆえに、神がわたしたちの背後で働かれることを認め、信じることができるならば、自分の失敗や、たとい理不尽な苦しみの中に置かれたとしても、神がそれを恵みと祝福へと変えてくださることを信じ、しかも体験することができるのです。実際にわたしたちは日々の生活を、知らないことだらけの中で生きています。しかし、自分の無知を認め、さらに神の全知全能を認めることが出来た時、わたしたちは神に大きな期待を持つことが出来るようになるのです。しかも『あなたのパンを水の上に投げよ!』と語られる主は、『心配するな!恐れるな!』と語っていてくださいます。だからこそわたしたちは、恐る恐るではなく大胆に、与えられた人生を生きることができるのです。あなたも、わたしたちを省みていてくださる神を見上げて、信仰の一歩を踏み出そうではありませんか。(説教 船田肖二牧師)
|