「再出発」(ヨハネ8章1〜11節) ( 10.30/2011 )
「今後はもう罪を犯さないように。」(11節)

毎年春と夏には全国高校野球が放映されます。毎年感動するのは敗者になった学生たちも次の機会には勝者となる機会が与えられていることです。どんなに悔しい思いをしても先があるのです。
主イエスと出会った人々も同様に、彼に出会ったことによって将来が開かれました。彼はどんなときにも立ち上がれない人の味方でした。彼自身も傷ついている人を裁かず、新しい生活を始めるように励ましたのです。

教会は神の言葉が宣言されるところです。家族や地域社会の価値観と神の愛は同じでないことが多いと思います。決して家族が赦さなくても、神は主イエスの十字架にその罪の重荷を見てくださいます。たとえ、苦しんでいる本人に新しい生活を始める力が乏しい時でもキリストの愛は変わりません。だからこそ、教会には人が集まるのです。立派な人生を裏づけるために教会に来るのではなく、足りない自分を認めた上で(マタイ21:31)、神の赦しと励ましを聞くために教会に集うのです。

そして神は必ず小さい人を愛してくださいます。そして神と共に歩む教会のメンバーも小さな人を愛してくれます。そして教会は、この地域が小さな人を大切にできるようにこれからも仕えていきたいと願っています。神の助けはその時に現れるのではないでしょうか。私たちは神のメッセージを預かってそれぞれの場所に出ていきましょう。小さい、だからこそ愛するのです。

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